記憶の天窓

好きなものの記憶

推しの聖誕祭の話


白鳥推しが多めのフロア前方。とはいえWWWは段が多いのでどこにいても見やすいんじゃないかな、と思いました。

 

白鳥の湖」の『情景』が流れる中、推しの声で物語調のナレーション。
幕が開くとスタンドマイクの前に推しが一人。
静かに上げた顔が綺麗で息を飲んだ。いつにも増して彫刻みが強い。


そのまま始まる『BUG IS LIFE』。
推し一人の声で歌われると、胸にずしんときてしまった。
私はバグズがすごく好きです。好きな理由としては推しが目立つパートを歌うから、というのも勿論あるけど、推しに一番似合っている曲な気がする、から。感覚の話ですけど。
一人でスタンドマイクに向かう推しの姿。
最初は超展開すぎて少し笑いも溢れてしまったけど、でもあなたの強い声を聞いたらすぐに心が惹きつけられた。
推しはすごく歌が上手いです。音程も丁寧だし、発声がしっかりしていて一音一音のパワーが誰よりも強い。
そんなこと分かっていたはずなのに、今日聞いた瞬間「上手い」と改めて思ってしまった。こんなに上手かったっけ。こんなに声出ていたっけ。聞いた瞬間に体中に浴びせられる衝撃といったら。
やはり少しぎこちなくて、明らかに力が入っているのが見てとれたんですが、大サビでみんながケチャしてるの見た瞬間顔の力が緩んでいった。


一人のまま『ノスタルジスター』に入って、歌い出しの声が少しきまるさんに似ていて、おや、と思った。バックの音に三人の声も入ってるから、というだけじゃなくて、歌い方そのものが本来そのパートを歌っている三人それぞれの声に寄っている気がしました。


まるもうけ始まって三人出てくるのかな、と思ったらそのまま一人でした。あのダンスを一人で踊る推しが可愛すぎて気が狂いそうでした。
Aメロの普段は他の三人のパートのところも今日は推しが一人で歌っていたのでコールも今日は全部「はくちょー!」でした。AメロもBメロも、エンドレス「はくちょー!」コール。さすがに声が枯れました。
アウトロで推しが三人を一人一人呼び込み、抱き合いながらステージ上に人が増えていく。
一人でのステージも立派だったけど、四人揃った時の安心感というか、輝きと言ったら。

 

リバの序盤、手招きしながらこちらを睨むぺいちゃんの瞳が挑発的と色気を兼ね備えてて恐ろしくて固まってしまった。
サビ入りのきまるさん、驚異的にジャンプが高かった。天井が高いハコだと思う存分飛ぶきまるさん、やはりかなり好きだ。


どこフレのきまるさん、「ね♡」の直前に飛んでくる姿が白鳥みたいに綺麗な舞の形をしていました。意識したのか無意識なのかは分からないですけど。
アウトロの推し、いつもは泣きそうな顔してみたり、わざとヘロヘロな顔するのに、今日はずーーっとニコニコしてました。そうしようとしてやっているというより、もう笑顔が治らないみたいに。


MC後から推しの衣装の上着のボタンが外れやすくて、何度も留めては外れ、を繰り返してました。ボタンが外れたまま動くと動きがバサバサ大きくなって、鳥っぽさが増した。


やめすこの間奏、絵を描く推しが少し切なげな表情をしていたのにきまるさんと目が合った瞬間にパッと顔が華やいだの、びっくりした。


そっ閉じのサイリウムサプライズ、推しは泣くかな、て思ったけど泣きませんでした。代わりに柔らかく優しく笑った。歌声も絶対にぶれなかった。芯の通った、素敵なアイドルだった。

 


アンコールで出てきた推しに羽が生えててひっくり返りそうになってしまいました。天使のようなアイドルがついに天使になってしまった。

「手紙を書いてきました」と言われて驚いた。
三人から推し宛に、とか、推しから三人宛に、とかならありそうだなって思ってたんですけど、まさかの。推しから私たち宛にでした。
シンプルな白い四角い封筒から出てきた便箋二枚分、そんなに書いてきたのか、と更にびっくりしてしまいました。
とはいえ、あまり便箋の方には目を落とさず読んでいました。大半は用意してきた文章だったんでしょうけど、多分今の気持ちも加えて読んでくれた。
サプライズでは泣かなかったのに、読みながら少し、本当にほんの少し声が詰まっていて、どれだけ丁寧にこの文章を考えてくれたのだろう、と思ったらこちらまで泣いてしまった。
加入してから今日まで重ねてきた出会いの話。その後に聞くソロの『人を好きになれる君は何度でもやり直せるんだ』はとても重かった。
おなカマが誇りだと言ってくれること。
私たちにとってもあなたが誇りであること。
こんなに相思相愛のアイドルが実在していいのか。


ステージに戻ってきた三人にも羽が生えてて今度こそ死にかけてしまった。天使が四人…。とてもとても可愛い天使が四人。

四人での『まるもうけ』「信じてたのに〜!」のところのぺいちゃん、横を向いて白鳥を真っ直ぐ見つめてました。二人の顔の間はマイク一つ分の幅しかなかった。近い近い。


『yersterday the once more』やるだろうな、という気持ちと、やってくれるといいな、という気持ちが半々でした。
今日は白鳥白鳥の聖誕でもあるけど、あの日以来のWWWのワンマンでもあるから。
私事ですが、私が初めて見た二丁魁の動画は白鳥白鳥お披露目の5月1日の映像でした。まだ正式な振付のついていなかったyersterday。あどけなさの残る推しの顔。
あの日から約一年半経って、今日は満員のWWWで、みんながあなたたちのことが大好きで、あの日お披露目されたあなたの誕生日を祝いたくて集まったんだよ。
大きな旗を振るみたいに体を左右に曲げて手を振るぺいちゃん。今日何度もどの曲にも煽りに「白鳥!」「おめでとう!」を混ぜ込んでくれた。
顔を見合わせた四人の顔。ずっとこんな幸せそうな推しの顔を、四人の顔を見ていたいなと思ってしまいました。

 


人生で初めての推しの聖誕祭、正直肝心なところばかり記憶がなくて、でも今日だけは誰よりも主役!な推しのことが可愛くて大好きで、ずっと大切にしたい、てそんなことばかり考えていました。
来年もあなたの誕生日を祝えたらいいな。
私の人生初の推し、これからもよろしくお願いします。

 

推しの話

 

私、推しのことすごい好きなんです。


顔を見て咄嗟に「可愛い!」て言っちゃうのはミキちゃんだし、
いっぱい優しさをもらった思い出があるのはぺいちゃんだし、
携帯の待ち受けにしてる率が高いのはきまるさんだし、
本当に?て思われそうなことは多々あるし、箱推しなのかなって自分でも何度も思ったけど、


でも私の一番は白鳥白鳥です。

 


私はバンドの界隈の出身で、バンドの界隈に推し云々という概念はあまりなくて(ぼんやりあるけど大きく公言するものではない)(ビジュアル系はあるのかな、よく分からないけど私はビジュアル系じゃない方のバンド出身です)、だから好きな相手に直接「好き」と言えてしまうこの世界が信じられなかった。今でもあまり信じられない。
推しに「好き」って言うの、なんだか少し恥ずかしくて、最初はあんまり言うつもりもなくて、本人にバレてしまったのはほぼ事故みたいなものだったのですが、あなたを推して本当に良かったな、と今では思います。


アイドルを好きになったことのない私は愛し方が全く分からなくて、人に習ったところで愛し方も個人差があるから丸きり同じにはできなくて、全部手探りでここまで来ました。私とあなたで見つけた「今」です。
これは私に限った話ではなくて、各々、「推し」と「推している人」の関係があって、その間だけで作られる「今」があって、多分それは、それだけは、その本人たちだけのものだよ。


私は大きな声を出すのが苦手で、というか出すような人間じゃなくて、バンドの界隈でいくら煽られてもほとんど口パクで応えて、自主的に大きい声を出したのは中学生の頃の演劇部で舞台に立っていた時くらいでした。だから己のポテンシャルとして大きい声が出るのは分かっていたけど、なんか恥ずかしいし、疲れるし、て思ってたんです。
でも白鳥白鳥を好きになってから、何度かライブに行く中で、周りのコールとか見て、これができたらどんなに楽しいだろう、幸せだろう、て思ったんです。
明確にコールを叫べるようになった瞬間はちゃんとは覚えてないんですけど、でも、好きな人の名前を好きな人に合法的に叫べる。それってすごいな、て今だに考えます。「おーれーの!」が出来るようになるのはその更に後。これもすごいですよね。その瞬間だけこの人は自分のもの、て言っていいんですよ。アイドルのコール文化すごい。


「初めて好きになったアイドルが二丁魁でよかった」と、一度だけ本人たちに言ったことがあります。でも本当は何回だって伝えないといけない。
つい最近活動中止したバンドが、最後のライブで「何歌っても届いてる感じが全然しない」ともがいていたけど、その気持ちは大いに分かって、伝える側は伝わっている実感が圧倒的に足りない。本人たちに伝わっていようといまいと、伝わっている感じがしない。
もうこればかりは、誰かに何かを伝えたい気持ちがある以上どうしようもない。一生逃れられない。受け取った側が「伝わってるよ!」て言ってくれるのなら、もうそれを信じるしかない。でも別に構わない、伝えたいんだから伝え続けるしかない。
だから私は「好き」も「可愛い」もたくさん伝えるんです。言葉にできることは言葉で伝えていきたい。
感情豊かでライブ中に表情がコロコロ変わるところも、いつも綺麗な歌声も、フロアを見回すキラキラの瞳も、丁寧に接してくれるところも、全部全部大好き。


そうやって愛情表現を模索しているうちに、推しの誕生日が10月だと知りました。推しの誕生日まで、ちゃんと好きでいられたらいいな、て思いました。純粋で真っ直ぐで素敵な私の唯一無二の推し。そんな人の誕生日を祝える世界を見てみたかった。


出会いの春と、怒涛の夏を超えて、秋に差し掛かった今日。
誕生日おめでとうございます。
ステージに立つあなたの姿を見ることが、私の大きな喜びです。
明日も、それから先も、あなたがたくさんの人に愛されて幸せでありますように。

 

 

病める時も健やかなる時もの話

 

病める時も健やかなる時も


に続く言葉。
私は何を誓うだろう。

 


私の仮の初現場こと5月22日のTGL
やめすこを初めて聞いたのはその時でした。予習すらしていなかったので、本当に初見で初聞き。撮影可能曲のタイミングだったから正直その瞬間はあまりちゃんと聞けていなくて、でもウエディング衣装によく似合う曲だなと思った。


その後ちゃんと歌詞を読んで、ライブでも何度も聞いて、この曲に込められているもの、思い、色々考えて感じて、私にとっても大事な曲になりました。


私は、四人がゲイアイドルであることを分かっている上で、もう「ゲイである」という点は正直あまり気にならなくなった。
それ以上に、私にとっては『最高のアイドル』であるという気持ちが優っていました。


だから久々に思い出したんです。
四人がゲイであること。
忘れてたわけではなくて、本当に最近気にしてなかった。アイドルってすごいなあ、最高だなあ、てことばかり考えてた。
ゲイ(に限らず同性愛者)であるということはつまり、ミキちゃんの言っていた通り、「この先誰かと恋をしても正式な形で永遠を誓うことはできないのが現状」。昔に比べたら寛容になった、とよく言うけれど、それでもやっぱり非難的な目をする人はいるし、法もまだ不十分で、多分まだまだ生きづらい。四人の今までの苦難だって計り知れない。

 


そんな中で四人は、
この先アイドルとして、ずっと四人一緒にいる
ことを誓ってくれました。
これは私にとってすごく嬉しいと同時に重い誓いだなと思った。
私はバンドを色々応援していて、脱退とか失踪とか色んな話を聞いて、どんなにいいバンド、及びグループでも、突然崩壊することはあり得るということを何度も感じました。そして大抵そういうことがあると、それ以降そのバンドのことを応援できなくなる。応援してもいいんだけど、どうしても物足りなさを感じて近づけなくなってしまった。
だから正直、四人がずっと一緒、ずっとこの四人、て何度も何度も自信満々に言ってくれても、信じきることができなかった。何年先かわからないけど、いつかはそういうことがあり得るという前提で見守っていました。

 


「この先病める時も健やかなる時も
アイドルとして
おなカマのために
私たちの曲を求めてくれてる人のために
そして何より自分自身のために
二丁目の魁カミングアウトとして
生き抜いてくれることを
約束してくれますか」

 


ミキちゃんの誓いの言葉。


三人がそれぞれミキちゃんと小指を絡めたのを見た瞬間、私のそういう私個人の過去のわだかまりからくる不信感が一気に溶けた気がしました。
わからない。未来のことなんて分からないけど、この四人なら大丈夫な気がする。
「何より自分自身のために」
おなカマのため、曲を求めてくれる人のため、も大事なことだけど、自分自身の追い求めるもののためにアイドルでいてくれること。それがとても安心しました。


アイドルとして永遠を誓ってくれた四人のことが私はすごく嬉しくて、誇らしく思います。

 

やめすこが発表されたばかりの時、振りにちなんで小指の誓いのポーズのチェキが流行ってた、気がします。(当時はまだ二丁魁のファンではなかったので、過去のことを掘り返して見た印象です)
私は完全に流行りに乗り遅れたのでそれはしてないのですけど、さっきウエディング衣装の特典会の時のチェキを見直して、ちょっと嬉しいものが出てきました。

推しに私の指輪を付けてもらったチェキ。
私が特典会にほぼ毎回付けていく指輪。赤いリボンが指に絡まる形をしていて、ミキちゃんにはフランクフルトのソース呼ばわりされた指輪。
推しに小指に付けてもらって撮ったそれは、とてもよく似合っていた。
推し知ってる?その指輪の正式名称、束縛指輪って言うんだよ。
ピンなので私は写ってないけど、実質私と推しの誓いのチェキだなあと思ってしまいました。

 


『ねえ メグリアエタ それだけで
たった一つ 思いがここにある ちゃんとある』

 


私は、こんなに素敵なアイドルに出会えたこと、及びこの先の人生で他に現れないかもしれない推しという存在に出会えたこと、それが生涯の財産であるように思います。
出会ってくれて、巡り合ってくれて、本当にありがとうございます。

 

 

 

病める時も健やかなる時も

 


私は
人生で初めて好きになったアイドルを、
二丁目の魁カミングアウトを、
四人がアイドルとして生き抜くその瞬間まで、
愛し続けることを

約束します。

 

 

 

夏休みロスタイムの話

 

私の学校は他の学校と比べても夏休みが長かった、気がします。
夏休みが終わります。


夏休みどこか行きました?てバイトの同期に聞かれて考えてみたものの、アイドルのライブに行っていた記憶しかありませんでした。
あれだけ楽しみにしていたピューロランドのライブは夏休みが始まって早々に迎えて終わり、今度は4時起き始発出発の朝ライブの日々が始まりました。8月は本当に、その記憶ばかりでした。朝ライブ行って、ゲイワゴン追いかけて、人とご飯を食べたりして、バイトに行って、てばかり。家族でお出かけもしたはずなのに全然思い出せませんでした。


夏の終わりに、
「この一ヶ月で笑顔がとても素敵になったの!」
と言われました。
主にぺいちゃんに、でも三人も頷いてくれたから四人の総意だと思いたい。
私は正直、自分の笑顔はあまり好きではないです。
笑う時意識しないとすぐ潰れる目も、ほうれい線でアンパンマンみたいになる頬も、顔をぼこぼこにするえくぼも、好きじゃない。パーツとしては優秀なはずなのにバランスが悪すぎる、のが笑顔だと顕著に出る。
四人の前で気を抜いて笑ってしまうようになってから私のチェキ写りは酷いもので、こんな顔で四人と話してるのか!と絶望にくれたものでした。
だからそう言われた時もあまり実感はなくて、でも四人の前でちゃんと笑うことができているという事実そのものは嬉しいことだな、と思っていた。


9月に入ってライブの少なさに鬱になるかと思ったもののそんなことはなくて、またライブにばかり行っていました。
先日が9月最後のFGLで、同時に夏休み中最後のライブでした。
その時撮ったチェキを何度も見直して、定期入れに入れて何度も何度も見てるんですが、


悪くない。


なんか、悪くない。


4人が、というわけではなくて。4人はいつだって可愛いに決まってるんですよ。
ではなく、私が。
私の笑顔が、なんか悪くない。


普段だったら、うわ、またこんな酷い顔して、て言いたくなる笑顔で。今まで撮ったチェキの笑顔と大して変わらない。
けど、目に馴染むというか、自然。幸せそう。


ああ、これが夏休みの私の答えなのか。
と、なんとなく思いました。
まさかこんな夏休みが来るとは4月の私は予想していなかったでしょう。不思議な夏休みが来て秒速で過ぎ去っていくよ。
この夏休みどうだった?て聞かれて、これといって言葉では上手く表せないけど、多分このチェキの笑顔が私の答えなんだと思います。


決して綺麗ではないけど、悪くない笑顔。

 

9月20日のFGLの話

 

開場待機中の寒さに、夏が終わってしまったことを実感した。私の防寒対策の迂闊さと雨もあってとても寒い日でした。


『まるもうけ』から、既に勢いが異様だった。初っ端からそんなに動いて大丈夫?てくらい強く動く。
「まるもうけ!」の振りだけでもグイグイこっちに身を乗り出してくる感じ、楽しい。


三原色の推し、こんなに可愛かったっけ。イントロの、MIXで言うと「サイバー!」あたりの振りの推し、ぴかぴか笑顔でちょっと可愛子ぶってるようにすら見えてときめいてしまいました。
落ちサビのフレーム作るところ、今回私は最前だったのでしゃがんでいたのですが、自分が作ったフレーム越しにきまるくんのビー玉みたいなキラキラした瞳と目があってドキッとした。


『マイノリティーサイレン』、合唱のところで前に煽りにきたぺいちゃんが近すぎて笑ってしまった。
「まだ進める」の指差し、四人のうちの誰かの真正面に当たる時はその人を指差すのですが、アイソで丁度真ん中の位置で見る時は(最前じゃなくてもね)後ろのモニターのロゴを指差すって決めてます。実質四人全員を指差していることになるかな、ていう自己ルール。
一番最後の「まだ進める」の後の声伸ばす部分、ぺいちゃんだけ指を開いて真上に伸ばすのが好きで、そこはよくぺいちゃんの真似をしてしまう。

 

『カエルのうた』イントロ流れた瞬間に「あ、どうしよう」と反射的に思ってしまって。
誰かぺい推しと一瞬でも入れ替わるか、いやそれにしても知ってるぺい推しさんたちとは少し距離があって無理だな、とか色々考えて。
まあぺいちゃんが適当にどうにかするだろう、と思っていたら二番の例の部分、周りにいた好きオタクたちと一緒にぺいちゃんに包まれた。
ぺいちゃんの棘衣装の胸元の薔薇に埋もれながら頭が混乱しまくってました。しかもなんか抱きしめられてる時間が結構長くて、「ぺいちゃん」て普通に声に出てしまった。
一生経験することないと思ってた。最前真ん中で、カエルが流れて、そんな条件が揃ったって、私はもらえないと思っていた。
ぺいちゃんのお花畑の中、とても心地良くて半泣きになってしまった。


『リバ』聞くたびにぺいちゃん〜となってしまいがちですが、今日はきまるくんでした。
「人と違った生き方は〜」のところかな、ゆっくり真上に振りかぶった指を真っ直ぐぺいちゃんに向けた、その延長線上にいたものだから思いっきり突き刺された気分になった。
「人なんてそんなもんです」の、腕上げながら頭振る部分。振っている瞬間はニコニコしているのに、止まった瞬間真顔なの怖すぎて(良い意味よ)硬直してしまった。
間奏のぺいちゃん、ここに至るまでにほぼ取れかけていた頭の棘を取って、ステージの上手端に投げ置いた。一瞬でちゃんと邪魔にならない位置に置いているあたり、荒ぶっているように見えて内心冷静でちゃんと状況判断のできる人。
落ちサビでぺいちゃんの真正面に回ってくるきまるくん(殴る直前)、あまりにも自然に、瞬間移動ってほど素早く動いてるわけでもないのに瞬間移動みたいに、いつのまにか目の前にいて驚く。
リバ聞いてる時はいつも泣いているので気づかなかったのですが、推し、一番いいところ歌ってるのね。
最後の四人が四方に散って中央に誰もいない空間が残るの、やはりゾッとしてしまう。私なりの解釈のしがいは色々ありますが、そろそろリバ単体で別で記事書いた方がいい気がしますね。

 


取れちゃったぺいちゃんの棘は最後にきまるくんが回収していきました。腕にちょこんとあの棘を抱えているの、可愛かった。

 


特典会でぺいちゃんにカエルのハグの話をしたら「別にあれぺい推しだけにするわけじゃないよ!?」と言われてきょとんとしてしまった。
私は初めて知りました。
ぺい推しじゃないのにごめん〜という気持ちもあったので安心した。ぺい推しがもらうに越したことはないと思いますが。
もしまた機会があるようなら(ないと思うけど)もっと堂々ともらえるようにするね。

 

 

9月17日2部のFGLの話

 

開場待機中に土砂降りの雨が降り出して、正直少し気が滅入ってしまいそうだったけど、いざ開演時間になってとんでもないものが始まってしまった。

 

耳すまの間奏でぺいちゃんが煽りながら、後ろに仰け反ったんだか何なのか、とにかく覇気を伴い私には聞き取れなかった奇声を発しながら床と平行になり視界から消えた瞬間、「あ、今日はやばい」と思った。
私はやっぱり元気な(ちょっと今日は元気すぎたけど)ぺいちゃんが好きです。完全に最高潮を突破しているぺいちゃんを見ながら9月1日の2部のぺいちゃんのことを思い出して、少し泣いた。
しばらくぺいちゃんの覇気にやられた後、ようやく推しの横髪が編み込みになっていることに気づいて可愛さで混乱してしまった。きまるさんもちょっと三つ編み?になってたのかな。ミキちゃんは上の方の髪をちょこんと結んでて可愛かった。
でもその髪型の可愛さとはかなり対照的な激しさのライブでした。


三原色カタルシスの「赤く光る強さ抱えて 千年経っても一つ諦めない」、普段はあまり深く考えずに聞いているのですが、今日はズシンと来てしまった。あまり口には出さないけど、ミキちゃんの強さに私はいつも助けられている。何よりも力強くて頼りになる赤い光。


ネコの恩返し、好きオタクが大好きなのでイントロを聴いた瞬間私も喜んだのですが、Aメロで突然涙腺に来てしまった。特に何の前触れもなく。
歌詞とは全く関係ないのですが、ネコを聴きながら、好きな人に好きといえるこの界隈の特徴というか、偉大さを感じてやはり泣いてしまった。この辺りの話は長くなりそうなので、機会があればまた今度。


バグズ、最高得点でした。
私は大サビをいつも、推しよりも緊張しているくらいの気持ちで見ています。身構えて、ケチャもせずじっと見ていることも多い。推しのパートもそうだし、その後のきまるさんのパートの勢いもあってどれだけバチバチするか、とかそういうことを考えている。
でも今日はそれどころですらなかった。
「発言と行動は時に君を引き裂いてしまうから」の「しまうから」で伸ばした腕を強く引っ込めた推しの姿を見た瞬間、絵に描いたように壁際に崩れ落ちそうになってしまった。アイドルとしての美しさも、人間としての強さも全部詰まっていた。
一度治ったはずの涙腺の崩壊が近づいて来た中、リバのイントロが聞こえた。


先日、ミキちゃんがリバの歌詞を公開してくれました。聞き取れていた部分もそうでない部分も含めて、じっくり読んだのですが、実はみんなが言うほどしっくり来なかった、というか響いていなかった、理解しきれていなかった。部分的には苦しくなる部分がたくさんあるのだけど、曲として、一曲分の歌詞として飲み込むのに時間がかかりそうだった。
でもメロディーとか振りとか含めてリバが大好きだったので聴きたくて見たくて、最後の最後にようやく来た時には嬉しかった。と同時に「今かあ」と笑ってしまった。情緒を更に掻き乱される。
リバは歌割もそうだし、振りも、かなりぺいちゃんがキーになっていて、リバの歌詞の中にいる私(聴いてる人)を一番ぺいちゃんが体現しているように見える。指刺されたり殴られたり振り回されたり、全部私の心の状態。リバを聞いてる時、だけじゃなくて、色んなごちゃごちゃを抱えてる時の私の心。私がいる。
聞き手をステージ上に具現化する振り付けって、すごくないか。
「わたしだってそんなつもりで生まれてきたわけじゃない」
ここでぺいちゃんに殴りかかる時、ぺいちゃんの真正面の位置に来るのがきまるくんであることに私はとんでもなく重い感情を抱えてしまうのは、私が重く受け止めすぎなのでしょうか。
わたしだってそんなつもりで生まれてきたわけじゃない。
私はここを歌うのがミキちゃんでもきまるさんでも推しでもなくて、ぺいちゃんであることに大きな安心を覚えます。

 


終わった後好きオタクに抱きしめられながらひとしきり泣き崩れて、ケロッとした顔で特典会に行ったら、ぺいちゃんもライブ中の激しさなんて忘れたようにケロッとしてました。
私は推しに「好き」って自分からなかなか言わないくせに、ぺいちゃんには抱きしめられた瞬間に反射的に「好き」って言ってしまう。そういう力がぺいちゃんには謎にある。もっと推しにも自分からちゃんと言います。
アイソであんなにバチバチで熱いライブ見れたの、嬉しかったし楽しかったです。私は後半は号泣してただけですが。


号泣したせいか帰宅してから頭痛と目眩が酷かったですが、それすら心地良く思う夜でした。

 

9月11日のFGLの話(と余談)

2018年9月11日

 

この前のFGL(9月6日)がほぼ間に合わなかったので、今日は前で見てやる!という気持ちで早めに行きました。とはいえみんなもっと早くて、最前とるのはギリギリでした。みんなすごい…。

 

どこフレ始まりは私は初めて見たかもでした。
落ちサビの推し、瞬きもせず動かないでいると本当に生きてるか不安になる。そりゃ人形みたい言われるわ。
(※ゲイマガジンを原宿で配布していた時、通行人に「人形…?」と言われていた件があった)

 

まるもの1サビ終わり、「手を伸ばすよ〜継続は力なりなんて〜」あたり
一番上手の位置にきたぺいちゃんが降ってくるような感覚がしてびっくりした。そのまま私と両隣の好きオタクに手キラキラしてくれたの嬉しかった。

 

三原色のぺいちゃんパート、歌いながらいっちばん端っこにいたぺい推しの好きオタクに向かってずんずんずんずん歩いてくるから笑ってしまった。そりゃ下手から上手に向かって歩いてくる部分だから自然とそういう構図になるのだけど、取って食うのかぐらいの目と勢いだったので。
以前このブログにもどこかのきまるさんのハモリが〜という話をチラッと書いた気がするのですが、二番のBメロでした。
ダイソン、突風、嫋やかな花、と常にきまるさんに当てはまる言葉を模索しているのですが、この部分のきまるさんは侵食する影だなあ、と思った。下でハモってるだけなのにどんどんこっちに伸びてくる。歌唱力の上がった今のきまるさんだからできるハモりだなと思う。
しかもハモってる時のきまるさんの顔が振りの関係上、上手いこと見えない。多分例のアンニュイな表情してるのかもしれない、けど、実際のところは分からないし怖いから分からないままでもいいかな。そこからサビに入った瞬間キラキラアイドルなのが余計に恐ろしいです。

 

三原色から青春に切り替わる瞬間、楽しくて(嬉しくて)たまらない!というように推しの顔がくしゃくしゃに緩んだの、可愛かった。
以前の青春(これの前の記事参照)のことを思い出しながら聞いてました。今日は完璧に歌いきったぺいちゃんを見てまた泣きそうになってしまった。次の推しのパートでケチャし忘れるくらいには。

 

人好きの落ちサビでしゃがんだ推しの後ろ姿がよく見える位置でした。いつも真ん中正面とかから見るから、普段はこの時推しの腹部の呼吸の動きとか見てる。でも今日は後ろ姿で、なんだかこの構図見覚えあるな、と思ったら。
私が二丁魁のライブにおいて、中でも一生忘れたくない瞬間の一つに(全部一生忘れたくない瞬間ですけど)、6月20日のウサギと賽子さんのCメロの推しの後ろ姿があります。
この時の推しの背中の幅の感じとか、うなじに滲む汗とか、なんだかとても印象的で。その後夢に出てきたりしました。
舞台袖で出番を待つ推しの後ろ姿をじっと見てるだけの夢。別に推しに話しかけるわけでもなく、推しも振り向くわけでもなく、ただ淡々と向こう側の、白い照明に煌々と照らされた舞台を見てる。多分あれけっこう広い会場だよ。
と、その時の後ろ姿と同じだな、と思いながら今日の人好きの後ろ姿を見ていました。また夢に出てしまいそうだ。

 

 


ここから余談

 

この日は某好きオタクの誕生日2日前でした。
祝うなら何か、小さくていいからびっくりさせたいな、と思ってスケッチブックとマッキーを買ってきてメッセージを書いて、メンバーに持ってもらってチェキを撮った。
私のその計画とは別件で好きオタクたちと直前に計画して、集合チェキも撮った。集合チェキ、5月のハロウィン以来で楽しかった。
私のスケッチブックのチェキの方は、目の前でビックリされるのも気恥ずかしいなと思って(ビックリさせるために撮ったくせに)、手紙に仕込んで別れ際に渡した。
私のスケッチブックの出来は良くないけど、メンバーの表情といいポーズといい、何も指定しなかったのに完璧すぎたからよければ大切にしてくれるといいな。これは私の我儘だけど。
多分私の誕生日の頃にはすごい売れてて、ハッピーバースデー歌ってもらったりとかできないだろうな、と思ったら人に対しては全力尽くしたくなってしまった。押し付けがましくてごめんな。
好きオタクさんたち、集合チェキの相談乗ったり対応してくださったスタッフさんたち、メンバー四人、ご協力ありがとうございました。
誕生日おめでとう。