記憶の天窓

好きなものの記憶

病める時も健やかなる時もの話

 

病める時も健やかなる時も


に続く言葉。
私は何を誓うだろう。

 


私の仮の初現場こと5月22日のTGL
やめすこを初めて聞いたのはその時でした。予習すらしていなかったので、本当に初見で初聞き。撮影可能曲のタイミングだったから正直その瞬間はあまりちゃんと聞けていなくて、でもウエディング衣装によく似合う曲だなと思った。


その後ちゃんと歌詞を読んで、ライブでも何度も聞いて、この曲に込められているもの、思い、色々考えて感じて、私にとっても大事な曲になりました。


私は、四人がゲイアイドルであることを分かっている上で、もう「ゲイである」という点は正直あまり気にならなくなった。
それ以上に、私にとっては『最高のアイドル』であるという気持ちが優っていました。


だから久々に思い出したんです。
四人がゲイであること。
忘れてたわけではなくて、本当に最近気にしてなかった。アイドルってすごいなあ、最高だなあ、てことばかり考えてた。
ゲイ(に限らず同性愛者)であるということはつまり、ミキちゃんの言っていた通り、「この先誰かと恋をしても正式な形で永遠を誓うことはできないのが現状」。昔に比べたら寛容になった、とよく言うけれど、それでもやっぱり非難的な目をする人はいるし、法もまだ不十分で、多分まだまだ生きづらい。四人の今までの苦難だって計り知れない。

 


そんな中で四人は、
この先アイドルとして、ずっと四人一緒にいる
ことを誓ってくれました。
これは私にとってすごく嬉しいと同時に重い誓いだなと思った。
私はバンドを色々応援していて、脱退とか失踪とか色んな話を聞いて、どんなにいいバンド、及びグループでも、突然崩壊することはあり得るということを何度も感じました。そして大抵そういうことがあると、それ以降そのバンドのことを応援できなくなる。応援してもいいんだけど、どうしても物足りなさを感じて近づけなくなってしまった。
だから正直、四人がずっと一緒、ずっとこの四人、て何度も何度も自信満々に言ってくれても、信じきることができなかった。何年先かわからないけど、いつかはそういうことがあり得るという前提で見守っていました。

 


「この先病める時も健やかなる時も
アイドルとして
おなカマのために
私たちの曲を求めてくれてる人のために
そして何より自分自身のために
二丁目の魁カミングアウトとして
生き抜いてくれることを
約束してくれますか」

 


ミキちゃんの誓いの言葉。


三人がそれぞれミキちゃんと小指を絡めたのを見た瞬間、私のそういう私個人の過去のわだかまりからくる不信感が一気に溶けた気がしました。
わからない。未来のことなんて分からないけど、この四人なら大丈夫な気がする。
「何より自分自身のために」
おなカマのため、曲を求めてくれる人のため、も大事なことだけど、自分自身の追い求めるもののためにアイドルでいてくれること。それがとても安心しました。


アイドルとして永遠を誓ってくれた四人のことが私はすごく嬉しくて、誇らしく思います。

 

やめすこが発表されたばかりの時、振りにちなんで小指の誓いのポーズのチェキが流行ってた、気がします。(当時はまだ二丁魁のファンではなかったので、過去のことを掘り返して見た印象です)
私は完全に流行りに乗り遅れたのでそれはしてないのですけど、さっきウエディング衣装の特典会の時のチェキを見直して、ちょっと嬉しいものが出てきました。

推しに私の指輪を付けてもらったチェキ。
私が特典会にほぼ毎回付けていく指輪。赤いリボンが指に絡まる形をしていて、ミキちゃんにはフランクフルトのソース呼ばわりされた指輪。
推しに小指に付けてもらって撮ったそれは、とてもよく似合っていた。
推し知ってる?その指輪の正式名称、束縛指輪って言うんだよ。
ピンなので私は写ってないけど、実質私と推しの誓いのチェキだなあと思ってしまいました。

 


『ねえ メグリアエタ それだけで
たった一つ 思いがここにある ちゃんとある』

 


私は、こんなに素敵なアイドルに出会えたこと、及びこの先の人生で他に現れないかもしれない推しという存在に出会えたこと、それが生涯の財産であるように思います。
出会ってくれて、巡り合ってくれて、本当にありがとうございます。

 

 

 

病める時も健やかなる時も

 


私は
人生で初めて好きになったアイドルを、
二丁目の魁カミングアウトを、
四人がアイドルとして生き抜くその瞬間まで、
愛し続けることを

約束します。