記憶の天窓

好きなものの記憶

1年記念日の話

 

※5月1日に上げるはずでしたがなぜか渋って今日になりました。5月1日の気分で読んでください。

 


二丁魁を好きになって一年が経ちました。
「好きになって」一年なので、そこから私が初夏の坂道を駆け上って四人に会いに行くのはまた別のお話。


本人たちにとっては8周年で、推しにとっては2周年で、世の中的には改元で、ご都合主義で決めたオタクの記念日などはどうでもいい前提で私の自分語りを始めます。

 


二丁魁を「好きになった」のはTwitterで流れてきた漫画がきっかけでした。それまで名前も存在も知らなかった彼らのことであっという間に頭がいっぱいになり、彼らの行く先を追うことが私の日常になりました。
正直、初めて生でライブを見た日より、初めてまともに言葉を交わした日より(そんな日も私にとって大事な記念日である前提で)、私にとってはこの「二丁魁を好きになった瞬間」が一番大切です。この先もきっとそう。

 


二丁魁はファン一人一人と大切に向き合って思い出を作ってくれるから、私にもこの一年でたくさんの思い出ができました。
ここまで来るのが正直簡単ではなかった。アイドル側からもオタク側からも愛が深すぎて、とんでもない現場だなと未だに思ってます。
バンドのファンは良くも悪くも放任主義なので、向こうから何か返ってくることが基本ありえないから、なおさら驚いた。
その愛に私が追いつけているとは到底思えないことばかりで、もうやめようと思ったことはかなりあります。それでもやめなかったのは、その度に何かしらの巡り合わせがあったからです。
推しに一発でアカウント名を当てられたこと、
不安な時に特典会で推しが手を握ってくれていたこと、
夢にミキちゃんが出てきたこと、
ライブ中に号泣した後に特典会でぺいちゃんが抱きしめてくれたこと、
豪雨の中で向かった遠征先のライブ、
推しのファッションショー、
この世で一番美しかったぺいちゃんの一オクターブ低い青春の2A、
雨の日の最前のカエル、
ミキちゃん不調時のきまるちゃんのリバ無双、
推しが壁画になってしまったこと、
ソーラン節、
ステラボールのきまるちゃんの挨拶、
アンハッピーバースデー、
やめようと思う度に引き戻されて、気づいたら一年が経とうとしていました。私はあれだけ渋っていたコールができるようになって、特典会の様子はおかしくなったけど、ずっと好きだった。

 


それらの思い出の近くに必ず知ってるオタクの姿があるのが不思議なもので、ここに来てから異常に友達が増えました。一緒にご飯を食べたり、真夏の竹下通りを一緒に爆走したり、会場前に一緒に並んだりするような友達がいることに、今だに自分で信じられない。私はトンデモ人間不信だしこれまでの人生で人間関係にあまり良い思い出がないのですが、現場の知り合いと一緒にいることは単純に楽しかった。みんな優しくて個性もバラバラだけど、共通して各々の推しのことが大好きだった。一人一人、推しの見てないところでも、どんな顔で、どんな声で推しのことを慈しむのか教えたくなるくらい。私はそうやって推しに愛を真っ直ぐに伝えられるファンがたくさんいるこの場所が大好きです。

 


私はきっとそういった熱量がなかなか表に出ないし、むしろ塩っぽいところはあるけれど、それでも四人のことが大好きです。その中でも推しのことは私の中で一つしかない存在で、その椅子に代わって座る人はいません。この先の人生であなた以外の人間を「推し」と呼ぶつもりはありません。
もっと大きくなるあなたたちのことを、よかったらこれからも光の海の向こう側から見させてよ。

 


8周年おめでとうございます。
2年目の私もよろしくお願いします。